おいしい「うなぎの蒲焼」の引き立て役【備長炭】This is a featured page

2007年10月20日に開催したGEO Japan第2回勉強会で私が発表した「江戸の炭火事情:備長炭について」を掲載します。先日の昭和記念公園のBBQでも活躍した「炭火」ですが、江戸時代はどのように使われていたんでしょうか?

(1)炭のあれこれ:その背景
・もともと炭火は、「食事用」の燃料ではなく、武器製造用として使われていた。特に戦国時代では重要視された。それ以前でも、源頼朝は、砂鉄の産地であった鎌倉に幕府を開いている。そのときに使われた木材は、海の向こうの房総半島から木を切り出して使ったという。
・江戸時代には、すでに全国に産地があり、利用されていた。江戸周辺では八王子、国分寺が産地、天領地としては天城。
・というものの、やはり庶民には炭は高かったので、「炭団」という、木炭の粉末を混ぜて練った団子状のものを使っていた。

(2)炭の最高級ブランド【備長炭】
・いろんな説があるが、紀州の「備中屋長右衛門」が考案した、というのが有力。
 (弘法大師が作った説まである)紀州といえば、紀伊国屋文左衛門のみかんが有名。紀州から江戸へ運ぶ名産となった。
・使用する木はウバメガシ。(ブナ科コナラ属)
・煙がないので、雑味がつかない。そのためうなぎ屋、焼き鳥屋などで重宝された。
・「紀州備長炭」は2006年に商標登録された。


今では、BBQなどの野外料理以外でも、空気清浄機能を活かしたインテリア、また炊飯に使ったり、お風呂に入れたり、多様な使い方をされている備長炭。昔の人の生活の知恵は、今にも語り継がれているんですね。

P.S.
昭和記念公園でのBBQ大会では、「目黒のさんま」にかけて、炭火でさんまを焼いて見ました。屋外で魚を焼くのはオツでした!



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